コンテンツ作りとモノ作り」で述べた通り、最近は映画作りの傍らモノ作りにもせっせと励んでいますが、最初は、そもそも、具体的にどんな「モノ」作りが可能なのかについて、詳細な調査が必要でした。

イラストや絵画をデザインとして応用できる製品は山のようにありますが、材料が高い、自前で製造できず外注が必要になる、製作に時間がかかりすぎる、コストが高い割に売れるかどうかはかなり怪しいといった製品は、候補から外す必要があります。
そこで、せっかくminneデビューもしたことだしというわけで、他のイラストやアート系の作家の皆さんが、どんな製品を作っているのか、minneのギャラリー回遊をしてチェックしました。

一通り見てみて、自分の想像よりも遥かに色々な選択肢があると分かり、モノ作りへの意欲がふつふつ湧いてきたのをよく覚えています。
結果、他の作家さんが作ったモノをブラウザで見つつ、これに私のあのイラストを使ったら、こんな仕上がりになるに違いない→テンション上がる→怒涛の勢いで作りまくる…
というようなことを、ここ2か月ほど間断なくやっておりました。

特に面白かったのは、このトレーシングペーパーを使ったしおりです。
自分も比較的本はよく読む方と思いますが、これまで、特にしおりにこだわりを持ったことはありませんでした。
しおり紐が付いた本ならそのままその紐を使いますし、付箋を使うこともありますし、ブックカバーを読みかけのページに織り込んでおくこともあります。
しかし、確かに、お洒落なしおりを生み出すことで、いわゆるクオリティ・オブ・ライフ、つまり生活の質を上げるという観点から、特に読書家の方々に一定の貢献ができるのかもしれないと思いました。

素材として使うトレーシングペーパーについても知識ゼロでしたが、調べてみると、意外と一般の方々も使っているものなんですね。
インクジェットプリントに対応したもので、プリント品質が高いと評判のものを探して仕入れ、早速自分のデザインで作ってみました。

実際に作ったものを見て驚いたのは、紙と変わらない精度でプリントができることでした。ボールペン画の絵なんて、一本一本の線は非常に細く、作品全体が細密ですが、にじみやかすれもなく見事にオリジナルの絵を再現してくれています。
そして、文庫本に挟んでみると、挿絵にしか見えないという現象が(笑)。

本好きな方へのギフトとしてもお洒落だろうなぁと思います。
今は4種類しか作っていませんが、ほかのペン画でも製作してみたいです。