3月末頃、唐突に、京都にあるbe京都さんというギャラリーで、アート・アニメーション展を開催することが決まりました。
その準備の一環として、初めて、キャプションボードというものを作ってみたので、そのレポです。
自分で展示をやったことはないものの、展覧会はよく見に行っていたので、展示物の下や横にあるキャプションの存在は知っていました。
しかし、展覧会によって、キャプションの素材や内容はまちまちだったので、とりあえず標準的なものとしてどんなものを用意すればいいのか、少々調査をしました。
その調査の過程で、「キャプションボードの作り方 | 図解で詳しく解説」というブログ記事を発見しまして、ほぼ、ここで紹介された手順に従って、作成してみました。
黒沼弥生様、ありがとうございます!
素材
今回、キャプションボード作りの素材として使用したものは、以下の2点です。
・A4サイズ上質紙
・A3サイズのいわゆるハレパネ・ノリパネと呼ばれるパネル用ボード
今回の展示のために調査する前は、ハレパネ・ノリパネの存在そのものを知りませんでした。
今回は、キャプションボード用に購入して使ってみましたが、展示作品そのものにも使えそうです。
ハレパネ・ノリパネも、数多くの製品がありますが、私がとりあえず使ってみたのは、こちらです:
アルテ ハイパープロタックS 3mm A3 3HP-A3
作成作業
準備完了!

A4サイズに印刷したキャプションを、展示するサイズにカットして…

ハレパネもそのサイズに合わせてカット。


カットしたハレパネのキャプション貼付面の中央部。
このように、カバーを細く切り取ると、この部分だけ、粘着面がむき出しになるので…

この上にキャプション内容を印刷した上質紙を貼付し、四隅をピッタリ合わせたら、カバーを全て剥がして、全体を粘着させます。

あとは、これをキャプションごとにカッターで切り離して…

ふちを綺麗にトリミングして完成です!

展示会場の様子です。be京都さんは、宅配便で作品とキャプションを送付すると、展示作業を代行して下さるので、その様子を見に行ってきました。

キャプションは作品の下に配置。
十分な出来栄えだったと思います!^^

五百年の睥睨パステル版 – ねこのおなか
"[…] なお、この絵には、ボールペン画バージョンもあります。 […] "
再び公開批評コーナーに – ねこのおなか
"[…] 7月の批評コーナーデビューから3か月経過して、再びVIの公開批評コーナーに登場です。前回同様、今回も指摘内容はポジティブなことばかりで、従って、これといって私自身のスキルアップや今後取り組む作品に関する何らかの示唆が得られたというわけでもありません。公開批評コーナーで取り上げられる作品は、作者にとって、そして視聴者にとって参考になりそうなものなので、講評担当のMattとしては、どちらかというと私以外の受講生にあの内容を伝えたかったのかなと思いました。例えば、これは、葉っぱが密集しているシーンに光が差し込んでいるだけの場面で、いわゆるfocal pointを決めてそこに見る人を導く仕掛けを作るのが非常に難しいシーンであること。にも拘わらず、このように極めて分かりやすいfocal pointを上手く引き出すために、コントラスト、focal pointの位置設定、そして、周辺にそれとなくガイドラインを散りばめている構図上の工夫といった指摘がありました。が、これは、マダガスカルの陽光というブログ記事で説明した通り、参考写真ですでにfocal pointがハッキリしているため、特に意識して作画したわけではありません。ただ、公開批評コーナーに寄せられる質問の中に、確かに、参考写真を見てもこれと言って明確なfocal pointがない場合、どのように作画の工夫をしたらよいかという内容のものがチラホラあります。従って、Mattとしては、そのいい具体例としてこの作品を使いたかったのかもしれません。その他、コントラストにあまり差がないものが重なり合っている場合、それぞれのオブジェクトが持つエッジを何らかの形で示唆しないと場面に埋もれてしまうような場合、この作品のような処理の仕方をするのがおすすめという話もありました。この作品で言えば、重なり合う葉っぱが該当しますが、このような場合、縁取りをする代わりに、重なり合う部分のコントラストをほんの少し、部分的に変えるだけで十分に見る人にエッジの存在を伝えられるとのことでした。この点に関しても、自分で撮影した写真をじっくり観察した結果、実際にそうなっていたので、それを忠実に絵に反映しただけです。ただ、やはり人によっては、こうした処理も当然のことではなく、無造作に黒で縁取りしてしまう場合があるのでしょうね。そういえば、過去の二百を超えるエピソードの中で、肖像画で首にできた影を真っ黒に塗りつぶした作品を見たことがあります。そこは暗いオレンジとか、淡い茶色に紫と黒を混ぜるとか、何かあるだろうと思いましたが、影=黒という思い込みの人も少なくないようです。 […] "
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"[…] 樹の野生にあまりにも時間がかかってしまったので、何かシンプルなものをと取り組んだのが、こちらの夢風舎です。 […] "
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