こちらの作品は、参考写真があります。

こちらがマダガスカルで撮ったオリジナルの写真で…

こちらが、絵の参考にするために、少々編集したものです。
画面を少し明るくして、かつ、色も幾分鮮やかになるよう調節しています。

そして、パステル画では、色を一層鮮やかにしてみました。
現地の旅行ガイドの方に、このバオバブの年齢をきいたところ、500歳くらいだろうとのことでした。
500年同じ場所に立ち続けて、慌ただしい人間や動物の生きざまをどっしり構えてみてきたのか…というわけで、「五百年の睥睨」というタイトルにしました。

いまでこそ、こんなさびれた感じの場所ですが、その昔、パステル画バージョンのようにみずみずしい空気感の土地だった時代もあったのでは。
そんなことを考えながら描いていたら、参考写真とは打って変わったファンタジーな雰囲気に仕上がりました。

地面に広がる草は、ペンシルではなくカラーシェイパーで描いています。
スティックパステルを使って厚いレイヤーを作った後に、フィクサチフなしでパステルペンシルを使うと、単にレイヤーをひっかいて剥がすだけになってしまいます。
一度レイヤーを作ってから、カラーシェイパーを使って、のっぺりしたパステルのレイヤーに彫刻していく感じで筋を入れていくと、たなびく草原の感じが出せます。

なお、この絵には、ボールペン画バージョンもあります。