ポストカードコレクション出品作品の一つ、猫、本を読むシリーズの一作目、kitten dareです。

子猫、よく、自分の身長より高いソファのヘリなどで、降りるべきか降りざるべきかとウロウロしてますよね。
この絵では、ママ猫がいるところに行くべく、水に入るべきか入らざるべきか…という設定になっています。

完成した時、子猫がタイトルになっている割には、パッと見、子猫がどこにいるか分からないくらい存在感がなくて、一瞬どうしようかと思ったものの…
結論として、むしろその方が、子猫のリアルに忠実でいいじゃないかということになりました。

子猫を目立たせる描き方は、いくらでもあるにはあります。
しかし、子猫って、実際、子猫をアップで撮影した写真でもない限り、注意してみないと存在に気付かないくらい小さいですよね。
でも、一度、
「あ!子猫がいる!」
と気づいてしまうと、小さいなりに、画の中でいっちょ前に存在感を発揮し始めるのが可笑しいというか。

参考写真(笑)。

パッと見、子猫が絵の中にいると分からない作図。
その意味で、この作品はこれでパーフェクトという結論に至りました。

この絵は、よくある診断系の占いみたいなところもあってですね…
質問「あなたはこの後、子猫に何が起こると思いますか?」
A. 水に落ちて溺れる
B. 水に落ちるが、実は子猫は泳げる
C. 水に落ちるが、親猫が気づいて助けに行く

Aを選んだ人は…
というような(笑)。

しかし、作者の考えはどれでもなくて、多分、おんぼろの真っ赤なドアが開いて誰かが中から出てきて、子猫の気持ちを察して親猫のところに連れて行ってくれるだろうというものです。
あるいは、ボートで誰かが通りかかって、子猫を拾ってボートに乗せ、親猫のいる石段に届けてくれるだろうと。

人と共生する猫は、わりかしそんな風に生きている気がする。
猫の困難を、別に猫だけで解決しなくたっていいんだよ、というほっこり感。