ここの所、単品としての完成品のストックを増やす仕事と、来年のアニメーション・コンペに出す作品用の作画のはざまで、行ったり来たりしています(笑)。

行ったり来たりしているだけだと、時間だけが無情に過ぎて行って、何も後に残らないことはよく分かっているので、ここ数日は腹をくくって、単品の方に集中して取り組んでいます。

って、そもそも何の話かと言うと…

このサイトについてに記載してある通り、管理人は、来年のアニメーション・コンペに出す作品に、パステル画を活用しようと目論んでいます。

その一方、アニメーション美術用作品とは別に、展示会やオンラインショップ用に、独立した作品をもっと描き貯める必要にも迫られています。

この2つの作画要請をどうこなすかというところで、しばらくアワアワしていたのですが、アニメーションの応募締め切りは、一番早いところで、恐らく来年の2月1日。
であれば、まだ当面は、単品の研究に勤しんでいても大丈夫なはず!
そして、その研究の成果を、アニメーション美術の方に活かせばいいのさ!

というわけで、まずは好きなようにあれこれ描いてみることにしました。
これを、とりあえず「スクリーニング」と呼んでいます。

最近、スクリーニングで描いたものは、こんな感じです。

Laura Cortinovis さんのイラストを、パステルで再現できるかどうか試してみたのですが、ご覧の通り、全然だめですね。
このイラストのホワイトが効果的なのは、木の葉の形が分かるように描いてあるからであって、そうした描き方ができないパステル画で同じやり方をしても無理なようです。

同じイメージになるようにするには、パステル画のタッチに相応しい別の表現方法を考える必要があります。

Kylie Smithさんの作品の模写。色遣いはかなり近いですが、これも作画途中で随分いろいろ迷ったため、全体的に中途半端。
これはもう一度描いて、エッセンスを把握したら、オリジナルの作画に進みたい作品です。

木々と星空(作者不明)を真似て描いたもの。
天の川が欲しいなと思い、追加してみました。
しかし、天の川が、この描き方でいいものかどうか分からず、試行錯誤が始まります。

天の川を試しつつ、ベースのシルエットイメージも、どんなバリエーションが可能か、色々お試し。

グラデーションの色の組み合わせを変えてみたり…

ここで、改めて天の川の写真をチェックしてみて、「暗黒星雲」を描かかなければ、天の川らしさが出ないんだと気づきました。

例えば、この写真

そこで、この「暗黒星雲」を、どう描くかという試行錯誤が追加されます(笑)。

これを描いてみて、このアプローチでいいんじゃない!?と思いました。
やり方としては、
A)白で天の川を描いて、黒で暗黒星雲を上描きする。
B)暗黒星雲をくりぬいて、白で天の川を描く。
という2パターンが考えられます。

しかし、A)のやり方だと、暗黒星雲と背景の空の色が完全に別物になってしまいます。
写真によっては、そう見えないこともないです。
が、暗黒星雲のところは、光が吸収されて、見えない部分とのことなので、空の色と統一する方がいいような気がしました。

てことで、とりあえず、B)の路線で、練習を続けることに。

天の川の研究初日は、この辺で力尽きました(笑)、
方向性が決まったところで、さらなる研究は翌日に持ち越すとして、この日は、もう一つ大切な仕事を。

それは、ホワイトペンの発注。
パステルを使って、星の白丸を奇麗に描くのは無理と判断しました。
パステルペンシルを使えば、丸さはマシにできますが、白色が薄くて、星が十分に光らないという別の問題があります。

注文した白ペンは、三菱鉛筆 ユニボールシグノ 太字 白
イラストレーターさんたちが、ハイライトを入れるのに使っている製品とのことなので、これがあれば、ストレスなく星を描くことができるはず!

ちなみに、この最後の天の川トライアルでは、緑と青のグラデーションの間に、淡いブルーを重ね塗りすると、グラデーションが滑らかかつソフトに仕上がることも発見しました。

天の川以外の「とりあえず描いてみた」作品は、こんなのも。

Olli Malmivaara さんの作品を模写しようとして、挫折しました(笑)。
やはり、この作品を、14.5cmスクエアの空間で「模写」は無理でしたね。
せいぜい、雰囲気をつかむことが出来る程度です。

しかし、この逆光のドラマティックな雲は非常に気に入ったので、これも応用したいと思い、他の組み合わせを考え始めます。

例えば…

この雲は、参考ナシで描いていますが、いまいちですよね。
上の模写もどき作品の雲の方が、挫折バージョンでも、ずっといい感じです。
それに、上の模写もどきの方が、色のバランスがいい感じです。
砂浜のクリーム色と緑のバランスがいいというか。
下の作品は、緑が多過ぎる気がします。

そんな感じで、スクリーニングを終え、結論として:
1.ミルキーウエイ
2.逆光の雲
の2つを、シリーズ作品として、いくつか描いてみることに決めました。

スクリーニングと精密検査-2に続く。