こちらも、次に作るペン画アニメーションのキービジュアルの一つとして描きました。
これまでの作品では、特にキービジュアル作りというものをやったことがなく、いきなり動画編集ソフトに曲を入れてしまうところから出発していました。
そのせいで、制作に取りかかってから、全体の統一的なビジュアルをどうしたいのか悩み始めるという問題が起こっていたのだなと思います。

今回は、今までの作品よりもずっと長く、おそらく30分程度になる見込みです。
使う予定の曲は決まっていて、それを動画編集ソフトに入れてストーリーボードを作るところまでは、ほぼ終わっています。
その状態で再生すると、30分程度になるのです。
さすがに、この長さで、最初に統一的なビジュアルの方向性を決めずに制作にとりかかるのは無謀…
というわけで、今はいくつかキーになる場面をボールペンで描いてみているわけです。

実際、やってみて、この作業ってこんなに重要だったんだなと、今更気づいています(笑)。
というのも、描いてみることで、当初予定していなかったエピソードやシーンがどんどん膨らんでくるためです。
少しじっくり、このキービジュアル作りに取り組んでみて、新たに出てきたアイデアをお話に取り入れて、ストーリーボードを改訂していく方がいいでしょうね。
今のところ、そうする予定です。

ウイルス騒ぎの影響で、ちょうど今の時期に開催予定だった個展も、年の後半に延期になりました。
そのため、こうして映画作りに没頭できているのは、むしろラッキーだったなと思います。

このゴンドラ猫のmakingは、インスタの方でごく短い動画にして公開しています。

こちらの作品の制作にあたっては、準備に8日、ペン入れに4日かかりました。
準備に異様に長い時間を要したのは、新しく取り入れられそうな表現方法をあれこれ探していたためです。
インスタで色々なペン画アーティストの作品をチェックしており、気に入ったものはインスタのアカウントで参考として保存しています。今回は、その中で、スコットランドの建築物を描いている方イタリアで風景をメインに描いている方お二人の作画方法を真似してみました。

スコットランドの方の作画手法からは、石造りの建物の壁テクスチャの描き方を真似ましたが、こちらは、ほぼやり方をつかんだように思います。
が、問題はイタリアの方の方で…
画面左上の樹の描き方で、光で樹々がかすむシーンの描き方を真似したかったのですが、そもそも葉っぱが殆どない樹々を描くのに、この方の作画方法を応用することは無理と、途中で判明しました。
これについては、ほかの作品でリベンジして、できる限り完璧にマスターしたいと思います。

この作品は、2020年後半カレンダーに使うため、セピア版とダークグレイ版も作ってみました。
原画とはまた違ったテイストになり、自分でも気に入っています。